2811.今日の植物(2294):パラモルトキア
パラモルトキアは、ムラサキ科 Paramoltkia属(パラモルトキア属)の植物で、Paramoltkiai属に分類される種は切手に描かれているParamoltkia doerfleri種1つだけという1属1種の植物のようです。
ウイキペディアの情報によりますと、Paramoltkia doerfleriはバルカン半島の西部、アルバニアと旧ユーゴスラビアの南部に自生する植物だということです。
属名のParamoltkia のpara-は「異なった」といった意味を持たせる言葉ですので、前回出てきたMoltkia とは異なったという属名ということになります。同じムラサキ科ですが、どこが「異なった」のかということについてはよくわかりませんでした。
写真です。ネットから借用しております。
パラモルトキア・デルフレリ Paramoltkia doerfleri
切手です。
パラモルトキア・デルフレリ Paramoltkia doerfleri (=Moltkia doerfleri)
1987年 アルバニア発行(世界食糧の日)
●この切手と一緒に発行された切手はこちらです。⇒切手植物図鑑
●切手にはMoltkia属とされていますが、The Plant Listでは、Paramoltkia属とされていましたので、それに従いました。
2810.今日の植物(2293):モルトキア
モルトキアは、ムラサキ科 Moltkia 属(モルトキア属)の植物で、The Plant Listでは2つの種が分類されているという小さな植物群です。
ウイキペディアの情報によりますと、Moltkia 属の植物はアルバニア、ギリシャ、イラン、イラク、イタリア、トルコやユーゴといったヨーロッパ南部および西アジアに分布しているということです。濃い緑の羽毛のある葉と筒状の花を持っています。
属名のMoltkia は、例の属名・人名事典によりますと、デンマークの首相でありCopenhagen Natural History Museum(コペンハーゲン国立自然史博物館)の設立者のJoachim Godske Moltke氏に因んで命名されたのだそうです。
切手に描かれているMoltkia petraea種は、常緑の草本で、羽毛を持った互生の葉を持ち、ブルーの筒状の花を咲かせるようです。
写真です。これもネットから借用しています。
モルトキア・ペトレア Moltkia petraea
切手です。
モルトキア・ペトレア Moltkia petraea
2020年 ボスニアヘルツェゴビナ連邦発行(花)
●一緒に発行された切手はこちらです。⇒切手植物図鑑
2809.今日の植物(2292):トラキステモン
トラキステモンは、ムラサキ科 Trachystemon属(トラキステモン属)の植物で、この属に分類される種は、切手に取り上げられているTrachystemon orientalis種だけという1属1種の植物です。
ウイキペディアの情報によりますと、Trachystemon orientalisはブルガリアからトルコに至る地域に自生しているということです。青紫色の花と大きな葉を持ち、観賞用に栽培されています。
英語名をAbraham-Isaac-Jacob とかearly-flowering borageなどと呼ばれているようです。
この前者の名前、アブラハム、アイザック、ヤコブはそれぞれ祖父、子、孫の関係になるようで、ユダヤの人々の祖先とも考えられているようです。なぜこの植物の名前になったのかよくわかりませんでした。
後者の名前は、早咲きのBorage(ルリヂシャ)といった感じでしょうか。
属名のTrachystemonはギリシャ語由来で、 trachys(ざらざらした)+stemon(おしべ)から来ているということです。
写真です。ネットから借用しています。
トラキステモン・オリエンタリス Trachystemon orientalis
切手です。
トラキステモン・オリエンタリス Trachystemon orientalis
1988年 ブルガリア発行(Strandzha Mountainsの花)
●Strandzha Mountainsというのはブルガリアにある自然公園の山のようです。
一緒に発行された切手はこちらです。⇒切手植物図鑑
異形アンカーピン(L型) 異形筋D10mmx400mm 100本入
ソレナンサスは、ムラサキ科 Solenanthus属(ソレナンサス属)の植物で、The Plant Listでは8つの種が記載されていましたので、小さな植物群ということになります。
ウイキペディアで調べてみたのですが、Solenanthus属の植物はムラサキ科の顕花植物である、という説明と13の種名が挙げてあるだけというそっけないものでした。
ネットでは、切手に描かれているSolenanthus circinatus種について情報がありました。それによりますと、この種は多年草で基部の葉は長い葉柄を持ち楕円形、上部の葉は葉柄を持たない小さな葉で、花は淡いピンクでらせん状に着くのだそうです。
写真です。ネットから借りています。
(左)ソレナンサス・キルキナツス Solenanthus circinatus
(右)ソレナンサス・クラスニキイ Solenanthus krasniqii
切手です。
(左)ソレナンサス・キルキナツス Solenanthus circinatus
(右)ソレナンサス・クラスニキイ Solenanthus krasniqii
2019年 アゼルバイジャン発行 2017年 コソボ発行
(Nakhichevanの自然) (固有の植物)
●右のコソボの切手とセットで発行された切手はこちらです。⇒切手植物図鑑
2807.今日の植物(2290):スティパ
スティパは、イネ科 Stipa 属(スティパ属)の植物で、The Plant ListによればStipa 属に分類される種は332もあるといいます。
ウイキペディアの情報によりますと、この属の植物は、英語名をfeather grass(羽毛の草)とか needle grass(針の草)、spear grass(槍の草)と呼ばれているそうです。いずれもその外観から来ているようです。
家畜の飼料として重要な穀物であり、その姿から観賞用に栽培もされているようです。
写真です。久しぶりに手元に写真がありました。それと切手に描かれた種の写真です。こちらはネットから借用しています。
それにしても、いつも思うのですが、イネ科の植物というのは見分けが難しいですなあ…
スティパ・テヌイフォリア Stipa tenuifolia
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(左)スティパ・レシンギアナ Stipa lessingiana
(右)スティパ・ペナタ Stipa pennata
切手です。
(左)スティパ・レシンギアナ Stipa lessingiana
(右)スティパ・ペナタ Stipa pennata
2019年 アゼルバイジャン発行 1986年 (旧)ソ連発行
(Nakhichevanの自然) (草原の植物)